明治時代の建築道具や木組の実物が見られる「建築道具・木組資料館」
今回、ご紹介させていただくのは、墨田区菊川にある「建築道具・木組資料館」さん。
森下工務店さんが資料館の運営をされていて、会社の一角にあります。
入り口はご覧のように会社にしか見えないので、この中にほんとに資料館があるの?
と入るのにちょっと躊躇してしまう佇まいです。(入口の上に小さく博物館の看板あるんですけどね)
勇気を出して入り口を入ると、小さな博物館の看板がありました。ホッ。
資料館は2階で、階段を登ると確かに博物館がありました!が、
開館日の土曜日は会社がお休みのため、予約がない時は資料館も閉まっているようで、私が行った日も、階段を上がったところでシャッターが閉まっておりました。
諦めて帰ろうとしたところ、たまたま社長さんが外を歩いておられたので、シャッターを開けていただいて見学させていただきました。(お休みのところありがとうございますっ)
さて、前置きが長くなってしまいましたが、博物館のご紹介です。
同館では、明治時代の各種建築道具(ノコギリやカンナ、墨壷など)のほか、
木造建物に使われる柱の組み方(木組)を実物や模型で展示されています。
資料館自体の広さは、8畳ほどの広さでしょうか。
そこまで広くはないのですが、建築道具や木組の製品が上から下までところ狭しと並べてあります。
建築道具がずらり
この無造作に置かれた感じがいいですね。
ノコギリだけでも様々な種類があります。
釘を一本も使わない木組技法
釘がなかった時代には、用途用途に合わせた木と組み方を考えて家を建てていたそうです。
そんな技術も今では若い人には受け継がれておらず今では珍しい技術となってしまいました。
木組みの複雑な技術は、同業者の方も見学に訪れるようです。
記念スタンプが置いてあります。これは他の博物館にはなかったので、ここ独自のスタンプのようです。
スタンプの模様はこんな感じです。社長さん?でしょうか。
今では見かけなくなった技術や道具をぜひご覧になってみてください。
改めて古き良き日本の技術にきっと感動するはずです。