地元の大学生が切り盛りするかき氷専門店 【閉店】
※こちらのお店は閉店しました。
墨田区にできたかき氷専門店「Csa 氷日和」さんは、日本の名水百選にも選ばれているという、南アルプス八ヶ岳の水を使った、天然氷を使ったかき氷を提供されています。
削られた氷はふわふわ。しばらく氷を常温に置いてから削っているそうで、一気に食べても頭がキンとしません。
谷中にあるかき氷を食べて衝撃を受けた店主が、東京スカイツリー目の前浅草通り沿いの物件を気に入り、今年7月にオープンしたばかりの新店舗です。
外観や入り口は小さく見えますが、店内は広く席数も多いです。
店名にある「Csa」というのは、気候の区分で地中海性気候のことを意味しています。
地中海性気候は、年中あったかい気候だそうで「かき氷を年中食べて欲しい」という店主の想いが込められていて、冬場には少し店内を暖かく設定することで、冬でも美味しく食べてもらえるようにされるんだとか。
元々は事務所だった物件をリノベーションしたという店内は、温暖な気候に合わせて「西海岸」テイストの内装に仕上げられています。
地元の大学生が働く
アルバイトの奥さん(左)と工藤さん(右)の二人に、お話を伺いました。
お二人とも地元墨田区出身の現役大学生なんだそう。
墨田区には大学がないため、別の地域に通われていますが、週末のアルバイトは家から近い墨田区内で探して、こちらのお店を選んだそうです。
- ―お客さんは地元の方が多いですか?
- 奥さん:そうですね。ただ、まだまだできたばかりの新しいお店なので、知ってくださっている方も少ないです。まずは地元の方に知ってもらい、徐々にみんなに愛してもらえるようなお店になっていったらいいなと思います。
このお店では、アルバイトが主体となって店舗を運営しており、日々の運営の中で気づいたことや地元出身だから分かる提案や改善点をこういった用紙びっしりに書いて店主へ伝え、日々お店を良くしていこうとされています。
- ―働いているスタッフの方も地元の方が多いですね。
- 工藤さん:このお店はみんなで作っていくお店なんですよね。私は昔から個人経営のお店で働きたいって思っていて、それはやっぱり自分の意見をお店に言えるから個人店で働きたいと思っていました。ここは、みんなで意見を出し合いながらお店を良くしていきたいなって思っています。
今のところかき氷のみの提供となっていますが、夏から季節は秋に変わり、冬に備えて今後はコーヒーや白玉ぜんざいといった「かき氷とも合う」メニューを試行錯誤されています。
ただ、今後メニューは増やしていったとしても、やはり「冬でもかき氷を食べてもらいたい、食べに来てもらいたい」と話されていました。
また、広い店内を有効活用するため、スペース貸しも検討されているそうで、店内でのライブやワークショップ、映画の上映、シェア利用なども検討されています。ヨガやダンスといったスタジオ利用も相談可能なんだそう。汗を流した後に「かき氷」というのはいいかもしれませんね。
スペース利用してみたい方は、ぜひ問い合わせてみてください。