江戸指物景が見られる「指物博物館」
小さな博物館として認定されている指物博物館。
その名の通り、知らない人だと通りすぎてしまう、とってもとっても小さな博物館です。
でも、小さな博物館に認定されているとあって、館内にはたくさんの伝統工芸品が並べられ見応え十分。隣には工房が併設されていて、実際に江戸指物を作る作業風景も見られます。
京都の京指物、東京の江戸指物
「指物」の名の由来は、板や角材を差し込み、差し合わせて組むことを「指す」ということから来ていると言われているそうで、いくつかの流派があり、特に京都の「京指物」、東京の「江戸指物」が代表的なんだそう。
江戸指物の特徴
江戸指物の大きな特徴は、材料そのものを生かし、塗仕上げにおいても、素材の味を失わない拭漆か淡白な着色が多いそう。
見かけの華やかさより内面の美や見えないところにも手を抜かないということが、江戸の職人・本物の職人ですね。素晴らしい。
主に使われる材料は、桑・けやき・きはだ・杉・檜・桐など。
展示物のご紹介
江戸指物を代表する道具の数々が展示されています。
どれもよく手入れされたものばかり。
その他にも、江戸指物の歴史・特徴・製作工程を解説したパネルや、
主に使用している木材見本・ホゾ見本や製作道具も展示してあります。
同館の見学は、事前予約が必要になります。
事前に一度お電話にてご確認をお願いします。