ものづくりの町すみだの手づくり市「すみだ川ものコト市」に行ってみよう！

東京スカイツリーと浅草のちょうど中間に位置する牛嶋神社と隅田公園。
ここで年に1度秋の季節に、手づくり市「すみだ川ものコト市」が開催されている。
（※これまでは、春と秋の年2回でしたが、2016年秋より年1回に変更）

地元の方の「こんなことやりたいね」って話から、スタートしたこのマルシェは、墨田区内外の手づくりの作家さんや飲食店のブース、パフォーマーやアーティストによるライブ演奏、作り手たちによるワークショップなど100を超えるブースに、約5000人もの人が来場する墨田区でも指折りの人気イベントです。

牛嶋神社境内や隅田公園という自然たっぷりのロケーション。
東京スカイツリーや浅草から徒歩数分という都会にありながら、ゆったりとした穏やかな時間が流れる他にはない魅力的なイベントを今回はご紹介します。

まずはここから！

ものコト市は、墨田区側の牛嶋神社を中心とした隅田公園で開催されています。
浅草駅、本所吾妻橋駅から徒歩4分程度、東京スカイツリーからも徒歩6分ほどの場所ですので、公共機関で行くのがおすすめです。周辺に駐車場はありますが、あまり数が多くないですし、牛嶋神社や隅田公園に併設された駐車場はありません。

イベント会場には、誰でも自由に入場可能（入場無料）なので、どこから入ってきても大丈夫になっています。まずは、牛嶋神社の鳥居のすぐ下に設けられているインフォメーションで、会場マップをゲットしましょう。

運営スタッフは、ご覧のようなTシャツやバッジなどのグッズを身につけています。
インフォメーションに限らず、会場の至るところに配置されているので、困ったことがあれば何でも気軽に聞いてみてください。

スタッフのほとんどは、元々はお客さんとして参加されていて、それから運営側に入った方が多いそう。全員ボランティアで運営がなされており、参加者の方と同じ目線で運営されているのも大きな特徴と言えます。

会場は、大きく分けて「雑貨エリア」と「飲食エリア」の2つに分かれます。牛嶋神社境内やその周辺が雑貨エリア、隅田川沿いの公園側が飲食エリアになります。

どっちに行くか迷うところですが、どちらも楽しみたい方は飲食エリアから回るのをおすすめします。

飲食エリア

高速道路のすぐ下あたり、隅田川公園の中に飲食エリアはあります。
森のような雰囲気で自然いっぱいの空間で食事が楽しめます。

墨田区周辺の人気店が大集合するとあって、例年午後の早い時間には売り切れるお店が多いそうです。これが先に飲食エリアを回るのをおすすめする理由です。雑貨を見てからとなると売り切れ続出の可能性もあるので、まずは腹ごしらえをしてから雑貨を見るといいかもしれません。

中央には席とテーブルが用意されていますが、基本的には飲食エリアであればどこで食べても問題ありません。木の下などでキャンプ気分で食べてる方も多いですよ。

雑貨エリア

腹ごしらえも済んだところで、雑貨エリアへ移動します。すぐ隣です。
牛嶋神社拝殿の目の前が、雑貨エリアのメイン会場になります。

ふだんは静かな境内も、この日だけはとってもにぎやか。
手づくりの作品は一点ものも多いので、迷ってるうちになくならないようご注意くださいね。

作り手である作家さんと、直接話しをしながらじっくりと作品を選べるのもここの魅力です。すぐに打ち解けられる和やかな雰囲気は、下町で開催されるマルシェこそなのかもしれません。

まずは、作家さんの商品に込めた想いを聞いてみてください。きっと同じ商品でも見え方がぜんぜん違ってくるはずですよ。中にはお店をお持ちの作家さんもいらっしゃるので、ここで知り合いになってお店に行かれたり、交流が続くといった方も多いそうです。

ワークショップエリア

墨田区はものづくりのまち。
ワークショップなど、ものづくり体験が手軽にできるブースもたくさんあります。

ワークショップでは、現役の作り手である作家さんや職人さんから、直接作り方を教えていただける贅沢な体験ができます。また、事前の申し込み等もなくその場でできる手軽さもあって、人気ブースでは列ができることもあります。

お値段は、500円～参加できるものが多いです。
何か一つ作って持ち帰ると良い記念になりそうですね。

音楽エリア

雑貨エリアと同じ場所にある牛島神社神楽殿では、ミニライブ演奏が行われます。

演奏スケジュールは、神楽殿に貼りだされている他、パンフレットやインフォメーションでも教えてもらえますので、お目当ての方がいる場合は事前に確認をしましょう。

こちらも事前の申し込みや予約は不要で、直接その場に行けば見ることができます。近くで見なくても会場内で音だけ聞いて楽しむのもおすすめですよ。

この他にも隅田公園内の歩道にも、たくさんの作家さんのブースが並びます。
一つづつしっかり見ていると、それだけで日が暮れそう。

会場からは、東京スカイツリーも見える距離ですが、この日だけは見上げる人よりも、目の前の雑貨に目を輝かせている人が多い一日。

あなただけのお気に入りの雑貨を見つけに墨田区に来てみませんか。