チキンライス専門店「僕の鶏飯」がフランチャイズオーナーを募集【移転】
※こちらの店舗は、移転しました。
墨田区向島でじわじわと人気を集めているチキンライスの専門店「僕の鶏飯」。
2015年3月に大田区蒲田から墨田区へ移転してきた僕の鶏飯は、蒲田では根強いファンも多かった人気店。墨田区に移転して半年ほどで既にこちらでもファンが急増しています。
提供されるチキンライスは、茹で鶏と出し汁で炊いた白米で食べるマレーシアやシンガポール、タイなどの東南アジア地域で庶民的な料理の一つ。僕の鶏飯では、鳥取の大山どり一羽を丸ごと茹で上げ特製のネギ生姜ソースと出し汁で炊いた白米は、くせになる味付けです。
そんな人気店が一緒にこの料理を広めてくれるフランチャイズオーナーを募集されています。詳しい話を店主の曲尾さんに聞くためお店に伺ってみました。
- ―フランチャイズの目的は?
- 曲尾さん:この料理をもっと広めてもっと知ってもらいたいってところですね。フランチャイズといっても何かを提供するわけではなくて、作り方を教えます。料理が広まればそれでいいかなと思っているので、そこからどんどん広まってくれたらいいかなと。
こじんまりとした店内は、大きな器材が冷蔵庫と食器洗い機くらいしか見当たらない。この料理は大型の設備がなくても、誰でも始めやすく初期投資が少ないことが魅力の一つなんだそうです。
- ―この料理の魅力は?
- 曲尾さん:なんと言っても器材が少なくて一人でもできるということです。大きな器材はほとんどありません。私も手っ取り早いってのもあってこの料理を選びました。
それと、この料理はまだあまり競合が少なく今チャンスだと思います。大手がやりだしたらだめですからね。
ただ、これだけ多くの人を魅了する味を再現するには、メニューを教えてもらうといっても完璧に取得するまでには、かなりの時間がかかりそうですが、意外な回答が返ってきました。
- ―この料理はどれくらいで取得できますか?
- 曲尾さん:いや、もうすぐできますね。一日でも。そんなに複雑なものじゃないんです。ちょっと考えればできるんです。ただそれがめんどくさいじゃないですか、だから工程は簡単なのでレシピだけ分かれば、あとは練習あるのみです。
それに、調べれば分かるくらいのことですが、仕入れ先なども紹介しますよ。やっぱり仕入れが特殊でできないとかもあるので。それで、ゆくゆくは共同仕入れできたらいいなと。今は小さい所から仕入れてますが、大きなところから一緒仕入れられようになれば原価が下げられますので。
フランチャイズの募集は、「Facebook」や「twitter」などのSNSでは既に告知済で何人かの方が名乗りをあげられているそうです。
- ―具体的にやるとなったらどういった形になりますか?
- 曲尾さん:実は、詳しいことはまだあまり決まっていません。新しくお店を出される方でも、今のお店を変える形でも、今あるお店の一品として追加する形でも大丈夫です。フランチャイズというよりは、このメニューをお伝えする感じですね。だから、決まったらまずはここで練習していただくか、キッチンを持ってる方なら私が行って教えることもできます。
それに、「僕の鶏飯」という名前も知名度はまだぜんぜんなく、こだわりも特にありません。もしこの名前を使いたいなら私が逆に譲りますよくらいです(笑)好きな店名でやってもらって大丈夫です。
看板は各店舗で変えた方がいいと思うんです。一緒の名前でやってると相乗効果があるかもしんないですけど、損する部分もあるので。
- ―食べにこられる方は、どんな方が多いですか?
- 曲尾さん:近所の方はもちろんですが、蒲田時代の方がやはり多いですね。
あと、外国のお客さんも多いです。本場の方にも、懐かしい味って言ってもらえることもありますよ。
たくさん食べる人は、ご飯を1kg平らげる強者やストイックに体を鍛えている方は、鶏肉だけを食べて帰るなんて人もいるそうです。
曲尾さんは、埼玉の浦和出身。以前は、会社員でオーストラリアのシドニーで現地コーディネーターをされていました。
- ―そもそも鶏飯を始めたきっかけは?
- 曲尾さん:会社員よりは自営でやりたいってのがあって、まだ誰もやってなくて、食が好きで可能性ありそうなものでこれを選びました。ヒントになったのが、タイの屋台でお姉さんが一人でやってたのを見て、これならできるなと。
- ―蒲田や墨田区を選んだ理由は?
- 曲尾さん:蒲田は、とりあえず初めての出店だったので、人が多いところがよかっただけですね。駅に降りたこともなかったですし、今の向島も全く縁もゆかりもなくたまたまですね。
- ―どんな方にやってもらいたいですか?
- 曲尾さん:さきほども言いましたが、自分もたいした経験積んでないので、経験者じゃなくても大丈夫ですし、これからお店始める方でも大丈夫です。あとは、会った時の印象ですが、やはりやる気のある人ですね。
今回の募集は、フランチャイズというよりは、この味を伝承し多くの方へ広めていける、広めていきたい方を募集されています。
- ―フランチャイズにあたり展望を聞かせてください。
- 曲尾さん:秘伝のソースとかを提供するとかじゃなくて、全部自分で作ってもらえるような形にしようと思っています。味の流出という心配もありますが、そのあたりに縛りを設けてもしかたがないのかなと思っています。ほんとにこの料理を好きな人が、すぐに食べられるところにある方がいいと思うんです。以前は蒲田に店舗があったので、その時の常連さんがわざわざ蒲田から来てくださいますが、わざわざ蒲田から来なくても近くにあること、味もそうですけど、まずは食べられるところがあるかどうかが大事かなと。
広まって大きなところがやりだしたら、私は別の料理をしたらいいかなと思っています。鶏飯はあくまで一事業であって、東南アジアの料理をバンバン出していきたいので、好きではありますけど、これにこだわってるわけではありません。これが広まったら私は次に行ったらいいと思います。
この料理を別の地域でも提供してみたい方は、
ぜひチャレンジしてみてください。