大関鞄工房
すみだ3Mの工房ショップとして認定されている大関鞄工房さん。
京葉道路沿いのマンションの1階で、外から見ると完全にショップなので、外観からではちょっと工房があるとは思えないですが、ここにショップと工房があります。
ショップでは、大関鞄工房さんで作られる商品が置かれています。
オリジナルブランド Squeeze(スクィーズ)
大関鞄工房さんのオリジナルブランド、Squeezeは、物の価値ではなく、そこに込められた職人や人の想いの価値を大切にしていきたいと考えているブランドで、創業1963年以来、メイドインジャパンにこだわり見えない部分に手間を惜しまないモノづくりをされてきました。
工房ショップ
こちらのショップ、お店自体の広さはほとんどなく、5人入ればいっぱいくらいなのですが、
とにかく商品数がすごい。所狭しと置かれた商品は、セレクトショップ並みの品揃えです。
この全ての商品がここで作られているとは驚きです。
店頭に並ぶ商品は、街歩きなどのカバンがメインで、旅行用の大きなカバンは見当たりませんでしたが、色も形も豊富です。(旅行用のボストンバッグなども作られています)
オーダーメイド
あなたに合った、あなただけのオーダーメイドのカバンも作っていただけます。
オーダーメイドは一から作ることも可能ですし、今使っている商品を少しカスタマイズしたり、使いやすいように調整したりするといったことも可能なんだそう。
カバン以外の商品も充実してます。
小物もたくさんです。一部簡単にご紹介いたします。
コードクリップ
ペンケース
コインケース
眼鏡ケース
財布などなど
おひねりキーホルダー。
カギ入れとしてや、小銭やお薬などを入れていざという時にも便利。
これいいですね。イラストも可愛いです。
裏表ひっくり返すことで色が変わるのではなく、模様が変わるリバーシブル仕様。
リバーシブルは便利なようで案外、片方の柄や色が気に食わないなんてこともありますが、
これはそうゆうこともなく、模様が変わるだけですが、それでも印象がぐっと変わります。
そして、これめちゃくちゃ軽いです。
工房ではカバンの修理も行われています。
大関鞄工房さんの工房では、バッグ修理もされています。
- 以下のような修理が可能なようです。
- ・劣化した裏地の交換
・ショルダーの取替え
・かしめ取れ
・ファスナー交換
・持ち手交換
・パイピング処理
・金具交換
・ほつれ箇所縫付け
こちらが工房です。ショップの奥にあります。
写真では全く伝わりませんが、奥に長くてとても広いです。そして綺麗です。
製造機械
それぞれの機械の用途まではお聞きしていませんが、ミシンなど各工程ごとの機械がたくさん。
工場見学が好きな方も満足なラインナップです。
もちろん1台しかないものから複数台ある機械もあって、小さな工房とは思えない数が揃っています。
型抜き
試しに1つ型抜きを見せていただきました。
型をプレスすることで革が綺麗に抜かれます。
形も模様も違いますが、こんな感じが出来上がりです。名刺入れ。
こちらが元となる素材。もちろんこれはほんの一部ですが、これだけでもすごい数。
加工前の素材を見せていただきました。
ワニの皮。もろそのままの形が残っていてびっくり。
大蛇とトカゲ。こちらも形が残っています。
この時点ではどちらの素材も柔らかかったです。
子供を対象にしたワークショップも行われています。
子供が持つポーチが作れる、ワークショップもこの工房で、定期的に開催されています。
このカバン、好きな素材を選んで自分でオリジナルのバッグが作れます。
自分でと言っても、もちろん職人さんに教えてもらいながらなので、初めてでも安心です。
こんな彩り豊富な素材から自分の好きなものを選んで作れます。
しかも、材料費込みで4000円程度なんだそうです。すごいですね。
いやーこれテンション上がりますね。
このワークショップ、子供よりもお父さん、お母さんの方が夢中になってしまうこともあるんだそうです。確かに分かる気がします。これだけ素材があると迷ってしまって日が暮れそう…
職人さんとお話していて、安価な中国製のカバンと品質がもちろん違うのは当たり前ですが、ここで作られるカバンなら一生持ちたい、この人が作ったカバンが欲しいと思いました。
それはきっと、大関鞄工房さんが純粋なまでにカバンが好きで、熱心に説明してくださる姿が素敵だったからなんでしょうね。
今お使いのカバンも壊れたら買い換えるのではなく、一度相談してみてください。まだまだ使えるかもしれませんし、今よりもっと素敵にアレンジだってできるかもしれません。
イメージ映像
大関鞄工房さんが紹介された、東京下町商店街さんのイメージ動画が素敵だったので最後にご紹介させていただきます。