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2016.03.21(月)

墨田ものづくり体験!ちいさな硝子の本の博物館 リューター体験編

墨田区には、小さな博物館・工房・工場が数多く点在していて、沢山のものづくりを見て、体験して、そして職人さんとお話しすることができます。そう、墨田はものづくりの町なんです。
でも、「頑固な職人さんが出て来たらどうしよう・・・。素人でもできるのかな・・・。」といった不安ありますよね。そんな方に代わって、墨田のものづくりを実際に体験!

ちいさな硝子の本の博物館
今回の墨田ものづくり体験に選んだ場所は「ちいさな硝子の本の博物館」さん。

こちらでは、ガラス製品にリューターという機械を使い表面を削って、模様をつけるリューター体験ができます。ガラスを削るってなんだか難しそうな予感が既にぷんぷんしています・・・。

ちいさな硝子の本の博物館
と、心配しつつ「ちいさな硝子の本の博物館」さんに到着!

スカイツリーのある押上駅のお隣、本所吾妻橋駅から徒歩3分ほどの大通り沿いにあります。
大きなガラス窓から見える店内にはガラスの器や本が見えます。おしゃれなお店にわくわくしてきました。

ご挨拶が遅れましたが、わたくしニゴリカワと申します!どうぞお見知り置きを~。

ちいさな硝子の本の博物館
店内に入ると、さっそくたくさんのガラス食器がお出迎えしてくれました。

色とりどりの器の中から本日リューター体験で使用するものを選びます。
ガラスのコップにゴブレット、丸い鉢、一輪挿し..どれも魅力的でこの中から1つに決めるのは難しい!

体験に使える器は、その時の在庫限り。同じものは2度出てこないそうなので、伺う時期によって新しい出会いが待っているというのも嬉しいですね。

ちいさな硝子の本の博物館
ガラス彫りリューター体験は「ガラスの代金」+「体験料1個につき500円+税(2016年4月1日~650円+税)」。

お手頃価格でオリジナルの一品が作れるとあって、リピーターの方も多いそうです。
さてさて今回はどれにしようかな~…。本当に悩ましい!

ちいさな硝子の本の博物館
店内にはリューター体験用の器以外にも、すでに彫りが施されている商品も展示されています。
自分の作る作品の構想を膨らますためにも、一度店内を見回してみるのもオススメです。

横で説明してくれている小柄な女性がマイスターの村松さん。
失礼ながら、博物館ということで勝手に年配の方がやってるのかなと想像していましたが、可愛らしいマイスターが説明してくださいます。

ちいさな硝子の本の博物館
「リューター初心者の方なら、ガラス面積の大きい器の方がおすすめですよ」と優しく教えてくださる村松さん。(「ちいさな硝子の本の博物館」はメディアにも引っ張りだこ、週末となればリューター体験の予約でいっぱいな人気店なので、村松さんの説明も一級品です!)

アドバイスいただいた通り、今回はこの中からガラス面積の大きい「赤い丸鉢」を選びました。赤がとっても綺麗です。

が、がんばるぞー!

女性店主ならではの細やかな気配り体験

ちいさな硝子の本の博物館
器が決まったら彫る絵柄を選びます。

「リューター体験はしてみたいけど、イラストを描くのはちょっと苦手…」という方も安心してください!様々なイラスト集が置いてあります。もちろんオリジナルのイラストや文字でも大丈夫ですよ。

ニゴリカワは小中高ともに美術の成績オール満点!でしたが、本日は失敗できないので、イラスト集からチョイスすることにしました。

無類の猫好きなので、猫のイラストにしまーす!

ちいさな硝子の本の博物館
体験場所はこの一角。手前に見える白いマシンがリューターです。思っていたよりもコンパクト。

ちいさな硝子の本の博物館
まずは、イラストを油性ペンでガラスの器に下書きしていきます。

内側にイラストの紙をあててトレースするだけ。これなら簡単ですね。
油性ですが、間違えてもウェットティッシュで書き直しも可能です!

ちいさな硝子の本の博物館
・・・でも、これが意外と難しい。むむ。

紙に描くのとは違い、ガラスは透明な厚みがあるので距離感に戸惑い、自然と目が寄り目に・・・。

オリジナルのイラストを彫りたい場合は、あらかじめ紙に書いてきて持参するといいですね。
頑張ればお気に入りの写真を写して彫ることもできそう…な気がする!

ちいさな硝子の本の博物館
下書きが終わったところで、村松さんにリューターの使い方をレクチャーしていただきます。

コツは、鉛筆を持つように先端に近い所を握り、ガラス面を撫でるようにして彫ること。
練習用のガラスコップが用意されているので、まずはそこに試し彫りです。

ちいさな硝子の本の博物館
いざ!

「・・・キュイン..キュイーン、キュイーン。」

リューターとガラス面が触れると細かな振動と少し大きめの摩擦音が店内に響きます。
優しく撫でるように、慣れるまではまっすぐ線を描くのに苦戦します。

それでも、3~4本スッと線を描くだけでなんとなく慣れてきたので、初心者の方でも親しみやすいと思います。

ちいさな硝子の本の博物館
いよいよ本番。

油性ペンで描いた下書に沿って、丸鉢にリューターでイラストを彫っていきます。
大人だと平均20分ほどで彫りあげるとのこと。

慎重に慎重に進めます。

全身の筋肉を指先に集中させる感じ。これは日常生活で味わうことのない体験!
イラストの彫りが進むにつれ、楽しさ倍増、完成への期待も膨らみます。

ちいさな硝子の本の博物館
どんどん削り粉が出て線が見えなくなっていくので、彫っては拭いて彫っては拭いての繰り返し。

小さい曲線はとても描きやすいです。塗り潰すのも楽しい!
逆にまっすぐな直線は、初心者の私には少し難しいと感じました。

ちいさな硝子の本の博物館
気さくな村松さんとの会話も楽しいです。
最後に、油性ペンを洗って落としてもらって完成です!

素人でもなんなく完成!

ちいさな硝子の本の博物館
じゃん!彫り上がりました。

仕上げにニゴリカワの「に」の字を彫りました。
どうですか?模様を入れ過ぎずシンプルに仕上げました。

ちいさな硝子の本の博物館
初めてにしては「上出来なのではないか!」とご満悦のニゴリカワ。
村松さんにもお褒めにあずかりました!

ちいさな硝子の本の博物館
完成品を眺めると食卓に上がる時のことを想像しますね。

むふふ、何を入れようかな。

自分で彫ったという満足感と、世界に一つだけのオリジナルということがとてもいいです。
もちろん、もともとのガラスも商品として魅力的なので、贈り物にもピッタリだと思います!

今回の体験中に相席していた方は、ご友人の結婚祝いの品をオリジナルのイラストで彫られていました。きっとプレゼントされる方はとても嬉しいでしょうね。

ちいさな硝子の本の博物館
あっっという間の1時間。リピーターも多く、ぜひまたやってみたい!とヤミツキになる感じが分かります。こんな楽しい体験がここ墨田区でできるなんて。これは知らないともったいない。

「墨田ものづくり体験 ちいさな硝子の本の博物館 リューター体験編」どうでしたか?
みなさんも、ものづくり体験してみたくなったらぜひ。

店舗名 ちいさな硝子の本の博物館
住所 〒130-0001 東京都墨田区吾妻橋1-19-8 矢崎ビル1F
アクセス 都営地下鉄 浅草線 本所吾妻橋駅から徒歩3分
都営地下鉄 浅草線 浅草駅から徒歩6分
東京メトロ 銀座線 浅草駅から徒歩6分
東武伊勢崎線 浅草駅から徒歩6分
東武伊勢崎線 とうきょうスカイツリー駅(旧業平橋駅)から徒歩6分
東京メトロ 半蔵門線/京成線 押上駅から徒歩15分
TEL 03-6240-4065
営業日
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その他の定休日 月曜が祝日の場合は営業、翌火曜休み
臨時休業が入る場合もございます。
営業時間 10:00~19:00(水曜~日曜)
11:00~18:00(月祝・火曜)
入館料・入場料 無料
ガラスに関する本・資料が約850冊、自由に閲覧できます。
一部の書籍はリブライズでご確認できます。
公式サイト http://www.stglass.co.jp/museum/
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